はじめに:働き方が変われば、暮らし方も変わる
コロナ禍以降、「どこで働くか」より「どう働くか」の比重が増しました。
都市のオフィスを離れ、沖縄へと移り住む人も増えています。
僕自身、2019年に読谷村に移り住み、リモートワークを中心とした生活に切り替えました。
時間の流れも、人との付き合い方も、すっかり変わりました。
この記事では、沖縄でリモートワークを始めるために必要な準備・環境・リアルな課題を、体験をもとに整理します。
1. 沖縄でリモートワークが広がる理由
かつて沖縄は「リゾート地=休む場所」というイメージが強かったですが、今では「働く場所」としても注目されています。
背景には、
- 高速インターネット回線の整備
- 本土企業とのフルリモート契約の一般化
- コワーキングスペース・作業カフェの増加
があります。
IT、デザイン、ライティング、映像制作など、場所を選ばない仕事が沖縄でも成立する時代になりました。
2. ネット環境:想像以上に快適
「沖縄はネットが遅い」というイメージが残っているかもしれませんが、現実にはかなり改善されています。
例: .andwork Okinawa(那覇市内)は上下300〜600 Mbps の回線を実現しています。 .andwork
主要回線には「NURO光」「auひかりちゅら」「BBIQ」などがあり、離島や郊外でも選択肢が広がっています。
重要なのは速度ではなく、静かな環境をどう確保するかです。ネットは確保されていても、集中できない環境では生産性は上がりません。
3. コワーキングスペース・作業カフェ:仕事場を変える
在宅のみでは息が詰まりやすく、気分転換の場として“出かけて仕事をする場所”があると効果的です。
✅ コワーキングスペース例
- howlive Yomitan Cape Zanpa:読谷村近郊、海の見えるコワーキングスペース。
- Co‑Works KASHA Okinawa:那覇市中心、駅近・ドロップイン可。
✅ 作業カフェ&WiFiありの場所
- Cafe San Francisco(北谷町):WiFi・電源完備。作業に適したカフェとして紹介されています。
- ZHYVAGO COFFEE ROASTERY(北谷町):WiFi・電源あり、長時間作業にも対応。
在宅と外出先をうまく使い分けることで、気分転換と集中のメリハリが生まれます。
4. 1日のスケジュール例(筆者の場合)
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 7:00 | 起床、子どもと朝食、保育園送り |
| 8:00〜12:00 | 自宅で作業(Web制作・打ち合わせ) |
| 12:00〜13:00 | ランチ(近所カフェ or 自宅) |
| 13:00〜16:00 | コワーキング・カフェで作業 |
| 16:30 | 保育園迎え、買い物など |
| 18:00〜21:00 | 家族時間+翌日の準備 |
東京時代は満員電車・長い通勤時間で“消耗”していましたが、今は通勤ゼロ。
その分、夕暮れの海や子どもとの時間に余裕を持てます。
5. リモートワークの課題と向き合い方
リモートワークにも現実的な課題があります。
- 孤立感:人と会わなすぎる日が続くと、世界が狭くなる。
- 自己管理:オン/オフの切り替えが曖昧になりがち。
- 家族時間との重複:子ども在宅時の作業環境づくりが必要。
✔️ 解決策
- 週1回は外へ出て働く(コワーキング・カフェ)
- 定期的な地域交流・イベント参加で“緩やかなネットワーク”を保つ
- 仕事時間と家庭時間の境界を自分で設け、目に見える形で整理する
沖縄の人との距離感は近くもあり、うまく関われば孤立しにくい環境です。
6. 沖縄でリモートワークを始める準備チェックリスト
- 安定したネット回線を確保(早めに工事予約)
- 自宅のデスク・椅子・照明を整備
- 作業スペース(コワーキング・カフェ)を事前にリサーチ
- 仕事時間と家庭時間のルールを設定
- 収入源の分散(副業・契約など)を検討
この5項目を押さえれば、沖縄でのリモートワークは“想像以上に”現実的になります。
まとめ:働くことが、暮らすことになる
沖縄でのリモートワークは、「仕事」と「暮らし」を分けずに生きるスタイルへとシフトさせてくれます。
朝、家族と海沿いを散歩し、昼は集中して作業し、夕方には子どもと過ごす──
その流れが自然になる島です。
働くことが、暮らすことの延長になる。
その距離の短さが、沖縄のリモートワークの本質だと思います。